嘘八百

 思考回路が違いなのか、知能の差なのか。
 眉間を押さえながらコンビニを出ることになってしまった。

「あの、そのラジオは一旦置いといて。人捜しの話、全然してなかった」
「そうだったな。あ」
「なに?」
「終電がない」
「はあ?」

 社会人何年目だ、と言いたくなるところを堪える。雪は更に額を抱えた。

 いやでも、引き止めたのもケーキを提案したのもこっちだしな、と考え直す。

 この時間から始発まで時間を潰せる場所といえばファミレスかカラオケか。結構金かかるよな、と雪の良心が痛んでしまった。

「……うち、来る?」

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