Thirty’s
ミ-ティングが終わって、オフィスに戻り、業務に勤しんでいる内に、終業のチャイムが社内に鳴り響く。すると、先程まで張りつめていたオフィス内の空気が和らぎ、雑談めいた会話の声も聞こえて来る。
俺自身も、今の業務に一区切りを付ける為に、ピッチをあげようとすると、傍らの内線が鳴り出す。思わず、表情を歪めてしまったが、すぐに受話器を取り上げる。
「はい。営業本部総合企画室、沖田です。」
『ソウくん、すぐに上がって来て。』
実は声を聞くまでも、相手は分かっている。全く、終業チャイムを待ちかねたように電話して来やがって・・・。
「わかりました、伺います。」
それでも営業本部長である専務ドノの呼び出しを、無碍に拒むことは出来ない。受話器を置き、1つため息を吐くと
「なんだ、またお呼び出しか?」
隣の同僚がニヤニヤ顔で声を掛けて来る。
「すっかり、姫のお気に召したようで、羨ましい限りじゃないか。」
「そんなんじゃありませんよ、なんなら代わって下さい。」
仏頂面を隠すことなく答えると
「いや、それは遠慮しとく。」
慌てて、首をすくめるような仕草になった同僚を尻目に、俺は席を立った。
俺自身も、今の業務に一区切りを付ける為に、ピッチをあげようとすると、傍らの内線が鳴り出す。思わず、表情を歪めてしまったが、すぐに受話器を取り上げる。
「はい。営業本部総合企画室、沖田です。」
『ソウくん、すぐに上がって来て。』
実は声を聞くまでも、相手は分かっている。全く、終業チャイムを待ちかねたように電話して来やがって・・・。
「わかりました、伺います。」
それでも営業本部長である専務ドノの呼び出しを、無碍に拒むことは出来ない。受話器を置き、1つため息を吐くと
「なんだ、またお呼び出しか?」
隣の同僚がニヤニヤ顔で声を掛けて来る。
「すっかり、姫のお気に召したようで、羨ましい限りじゃないか。」
「そんなんじゃありませんよ、なんなら代わって下さい。」
仏頂面を隠すことなく答えると
「いや、それは遠慮しとく。」
慌てて、首をすくめるような仕草になった同僚を尻目に、俺は席を立った。