Thirty’s
本社に戻り、地下の駐車場に車を置き、エントランスまで上がって来ると、エレベ-タ-の扉が開いた。
「あれ?山本さん。」
先頭を切って、降りて来た男の顔を見た唯が声を上げる。
「やぁ、唯さん。」
そう言って、笑顔で応えて、山本と呼ばれた男は俺たちに近づいて来る。
「ご無沙汰してます。今日はどうされたんですか?」
「先日の父の政策パーティでお世話になったんで、父の名代で社長に御礼に参上した帰りです。」
「そうだったんですか。」
「唯さんも新天地の会社で頑張ってるそうじゃない?お父さん、褒めてましたよ。」
「本当ですか?父が私を褒めるなんて、明日雪にでもならなきゃいいけど。」
親しそうに談笑しているふたりを、俺が所在無げに見ていると
「彼は唯さんの秘書?」
山本が突然、俺の方に視線を向けて、唯に尋ねる。
「秘書ではないんですけど、私のチ-ムのメンバ-のひとりで。今日は現場視察のお供に。」
「そうだったんですか?なんか唯さんとお似合いだなと思って。」
「そんな、とんでもありません。」
俺が思わずそう言うと、唯が横で表情を曇らせる。
「あれ?山本さん。」
先頭を切って、降りて来た男の顔を見た唯が声を上げる。
「やぁ、唯さん。」
そう言って、笑顔で応えて、山本と呼ばれた男は俺たちに近づいて来る。
「ご無沙汰してます。今日はどうされたんですか?」
「先日の父の政策パーティでお世話になったんで、父の名代で社長に御礼に参上した帰りです。」
「そうだったんですか。」
「唯さんも新天地の会社で頑張ってるそうじゃない?お父さん、褒めてましたよ。」
「本当ですか?父が私を褒めるなんて、明日雪にでもならなきゃいいけど。」
親しそうに談笑しているふたりを、俺が所在無げに見ていると
「彼は唯さんの秘書?」
山本が突然、俺の方に視線を向けて、唯に尋ねる。
「秘書ではないんですけど、私のチ-ムのメンバ-のひとりで。今日は現場視察のお供に。」
「そうだったんですか?なんか唯さんとお似合いだなと思って。」
「そんな、とんでもありません。」
俺が思わずそう言うと、唯が横で表情を曇らせる。