Thirty’s
「本当に久しぶりだねぇ。」
引っ張りこまれるように入ったカフェレストランで、改めて向かい合った俺たち。でも、今、三嶋が俺の前に座っている現実が、正直まだ信じられない。三嶋は、前職「AOYAMA」時代の一年後輩。コイツが新入社員だった時、教育係として面倒を見た。だけど、彼女はすぐに別部署に異動し、やがて俺も会社を辞めて、もう接点なんて生まれるはずなかった。
なのに、よりによって、昼間あんなことがあった日に、再会することになるなんて・・・。
「元気だった?」
「あんまり元気じゃねぇな、今は。」
「なんだ、なんだ?どうしたの?よかったら話、聞いてあげるよ。」
ニヤニヤしながら、そんなことを言って来る、かつての後輩の顔を、改めて眺める。一緒に仕事をしたのは一年だけだったが、俺にとっては本当に可愛い妹分だった。でも、コイツにとって、俺は兄貴分ではなかったらしい・・・。
「お前に話してもしょうがないことだよ。」
「またまた。どうせ、恋愛絡みでしょ?昔はよく相談に乗ってあげたじゃん。」
「お前が勝手に、首を突っ込んで来ただけだ。」
「聞いてるよ。」
「えっ?」
「桜井加奈とうまくいってないんでしょ?」
急に真面目な顔になって、そんなことを言い出した三嶋。
「そ、そんなことねぇよ。一緒に暮らしてるし、いろいろ将来のことも話し合い始めてるところだ。」
「とても、そんな順調そうな顔してないけど。」
そう決めつけられて、言葉に詰まってしまう。
引っ張りこまれるように入ったカフェレストランで、改めて向かい合った俺たち。でも、今、三嶋が俺の前に座っている現実が、正直まだ信じられない。三嶋は、前職「AOYAMA」時代の一年後輩。コイツが新入社員だった時、教育係として面倒を見た。だけど、彼女はすぐに別部署に異動し、やがて俺も会社を辞めて、もう接点なんて生まれるはずなかった。
なのに、よりによって、昼間あんなことがあった日に、再会することになるなんて・・・。
「元気だった?」
「あんまり元気じゃねぇな、今は。」
「なんだ、なんだ?どうしたの?よかったら話、聞いてあげるよ。」
ニヤニヤしながら、そんなことを言って来る、かつての後輩の顔を、改めて眺める。一緒に仕事をしたのは一年だけだったが、俺にとっては本当に可愛い妹分だった。でも、コイツにとって、俺は兄貴分ではなかったらしい・・・。
「お前に話してもしょうがないことだよ。」
「またまた。どうせ、恋愛絡みでしょ?昔はよく相談に乗ってあげたじゃん。」
「お前が勝手に、首を突っ込んで来ただけだ。」
「聞いてるよ。」
「えっ?」
「桜井加奈とうまくいってないんでしょ?」
急に真面目な顔になって、そんなことを言い出した三嶋。
「そ、そんなことねぇよ。一緒に暮らしてるし、いろいろ将来のことも話し合い始めてるところだ。」
「とても、そんな順調そうな顔してないけど。」
そう決めつけられて、言葉に詰まってしまう。