Thirty’s
社食で唯と別れ、企画室のオフィスに戻る道すがら、俺は改めて考えていた。
俺はかつて、一度はっきりと唯から復縁を求められたことがある。その時、彼女から「人生のパートナ-兼ビジネスパートナ-」になって欲しいと言われた。でも俺は断った、唯への愛情は既になかったし、加奈に告白することも決めていた。それに彼女の求める「ビジネスパートナ-」は今のアシスタントのような立場じゃない。もっとレベルの高い、いずれ共に経営を担うような立場になることを求められたんだと思う。だとしたら、とても俺の手に負える話じゃない。
そうか、そう言えば、あの時、唯は俺にとんでもないことを言い残して行ったんだっけ。
『たぶん・・・あなたもいずれ気が付くと思う。自分が本当に一緒にいるべきなのは、誰なのかって。』
『ソウくん。桜井さんは本当に一生、あなただけを見ていてくれる人だと思う?だいたいあの人は、あなたのこと、本当に好きなのかな?』
さすがにキレたよな、あれは。もう二度と唯になんか会いたくない、そう思ったはずなのに、気が付けば、こんなことになってるなんて・・・。
まぁそれはいい。俺は、今の立場で良ければ、唯を支えることはやぶさかじゃない。というか、力になりたいと思っている。
でも、俺が出来るのは、そこまでだ。それ以上のことを求められても、俺には応えられないし、応えるつもりもない。唯には一度、ちゃんと話をしないといけない。
いや、その前に俺が話さなきゃならないのは、加奈だ。彼女が俺が唯の側にいることに不安を覚えるのは、当たり前の感情なんだ。それを隠された彼女が怒るのも当然。彼女が唯と話したことを、俺に言わなかったことと、俺が唯のことを彼女に話さなかったのでは、全然次元が違うくらい、俺の方がずっと悪い。
今夜もう一度、加奈とちゃんと話そう。絶対に話さなきゃ・・・。
俺はかつて、一度はっきりと唯から復縁を求められたことがある。その時、彼女から「人生のパートナ-兼ビジネスパートナ-」になって欲しいと言われた。でも俺は断った、唯への愛情は既になかったし、加奈に告白することも決めていた。それに彼女の求める「ビジネスパートナ-」は今のアシスタントのような立場じゃない。もっとレベルの高い、いずれ共に経営を担うような立場になることを求められたんだと思う。だとしたら、とても俺の手に負える話じゃない。
そうか、そう言えば、あの時、唯は俺にとんでもないことを言い残して行ったんだっけ。
『たぶん・・・あなたもいずれ気が付くと思う。自分が本当に一緒にいるべきなのは、誰なのかって。』
『ソウくん。桜井さんは本当に一生、あなただけを見ていてくれる人だと思う?だいたいあの人は、あなたのこと、本当に好きなのかな?』
さすがにキレたよな、あれは。もう二度と唯になんか会いたくない、そう思ったはずなのに、気が付けば、こんなことになってるなんて・・・。
まぁそれはいい。俺は、今の立場で良ければ、唯を支えることはやぶさかじゃない。というか、力になりたいと思っている。
でも、俺が出来るのは、そこまでだ。それ以上のことを求められても、俺には応えられないし、応えるつもりもない。唯には一度、ちゃんと話をしないといけない。
いや、その前に俺が話さなきゃならないのは、加奈だ。彼女が俺が唯の側にいることに不安を覚えるのは、当たり前の感情なんだ。それを隠された彼女が怒るのも当然。彼女が唯と話したことを、俺に言わなかったことと、俺が唯のことを彼女に話さなかったのでは、全然次元が違うくらい、俺の方がずっと悪い。
今夜もう一度、加奈とちゃんと話そう。絶対に話さなきゃ・・・。