Thirty’s
受付に向かいながら、でも正直、私はまだ半信半疑だった。
(なんで今更・・・。)
でも、息を弾ませた私を待ち受けていたのは、紛れもなく彼女だった。三嶋理沙さん・・・総一郎の(株)AOYAMA時代の後輩。実は彼女はかつて二度ほど、今日のようにここへ訪ねて来たことがある。そして、その時の雰囲気はお世辞にも穏やかとは言えなかった。
私の姿を見ると、三嶋さんはかつてと同じように、ちょこんと会釈してから、でも
「ご無沙汰しております、桜井さん。」
そう言って、皮肉気な笑みを浮かべて来る。
「こちらこそ・・・でも、一体どうしたの?」
今も不穏な空気を感じながら、でも私はそう聞かないわけにはいかない。
「少し、お時間をいただけませんか?お話ししたいことがあって。」
その誘いに首を振ることは当然出来ず、私たちは建物を出、そしてかつてのように人気の少ない通りに入って、向かい合った。
「それで、話って・・・?」
「昨日、総一郎と会いました。偶然でしたけど。」
その言葉に、思わず固まる。
「そして、宣言させてもらいました。」
「・・・。」
「三年以上経っても、まだグズグズしてるみたいだから私、あなたを諦めないことにしたからって。」
(嘘で、しょ・・・。)
なんで、こんなややこしいことばかりが起こらなきゃいけないの・・・私は言うべき言葉が見つからず、ただ三嶋さんの顔を見つめるだけだった。
(なんで今更・・・。)
でも、息を弾ませた私を待ち受けていたのは、紛れもなく彼女だった。三嶋理沙さん・・・総一郎の(株)AOYAMA時代の後輩。実は彼女はかつて二度ほど、今日のようにここへ訪ねて来たことがある。そして、その時の雰囲気はお世辞にも穏やかとは言えなかった。
私の姿を見ると、三嶋さんはかつてと同じように、ちょこんと会釈してから、でも
「ご無沙汰しております、桜井さん。」
そう言って、皮肉気な笑みを浮かべて来る。
「こちらこそ・・・でも、一体どうしたの?」
今も不穏な空気を感じながら、でも私はそう聞かないわけにはいかない。
「少し、お時間をいただけませんか?お話ししたいことがあって。」
その誘いに首を振ることは当然出来ず、私たちは建物を出、そしてかつてのように人気の少ない通りに入って、向かい合った。
「それで、話って・・・?」
「昨日、総一郎と会いました。偶然でしたけど。」
その言葉に、思わず固まる。
「そして、宣言させてもらいました。」
「・・・。」
「三年以上経っても、まだグズグズしてるみたいだから私、あなたを諦めないことにしたからって。」
(嘘で、しょ・・・。)
なんで、こんなややこしいことばかりが起こらなきゃいけないの・・・私は言うべき言葉が見つからず、ただ三嶋さんの顔を見つめるだけだった。