Thirty’s
まぁ、それは仕方がない。気を取り直して、明日の会議の資料に目を通そうとカバンを開けると、ドンピシャのタイミングで電話が鳴りだす。
「もしもし、お兄ちゃん。どうしたの?」
珍しい兄からの電話に出ると
『今、大丈夫か?』
何やら低い声。どうやらご機嫌があまり宜しくない様子。母校が負けたからかな、なんて考えていると
『お前今日、球場でソウと一緒だったっていうのは、本当か?』
詰問するように聞いて来るから
「うん、お義姉さんから聞いたんだ?」
と応じると
『それはどういうことなんだ!』
怒声が飛んでくるから、思わず携帯を耳から離す。
「何よ、いきなり?」
『なんで、お前が今更、ソウと一緒にいるんだ?』
「今更って言われても、ソウくんは今は私のチ-ムの一員だもん。」
『ハァ?』
呆れたような声を出す兄。
『唯、お前まだソウにちょっかい出そうとして、そんな計略を・・・。』
「計略とは失礼ね。私は正当な人事異動で、ソウくんを部下にしただけだから。」
『そんな見え透いたこと言うな。お前、あの時、ソウを散々に苦しめておいて、まだそんな下心で、ソウと桜井を振り回そうって言うのか?』
「振り回そうとなんかしてない。私は正々堂々、ソウくんを桜井さんから取り戻すつもりでいるから。」
『バカなことを言ってるな!ソウはもう桜井と未来に向けて、歩き出しているんだ。その邪魔をする権利は、お前にはないんだ。だから、もうこれ以上、ソウに迷惑をかけるのはよせ。』
「お兄ちゃんに何がわかるのよ!」
ついに私も声を荒げてしまう。
「もしもし、お兄ちゃん。どうしたの?」
珍しい兄からの電話に出ると
『今、大丈夫か?』
何やら低い声。どうやらご機嫌があまり宜しくない様子。母校が負けたからかな、なんて考えていると
『お前今日、球場でソウと一緒だったっていうのは、本当か?』
詰問するように聞いて来るから
「うん、お義姉さんから聞いたんだ?」
と応じると
『それはどういうことなんだ!』
怒声が飛んでくるから、思わず携帯を耳から離す。
「何よ、いきなり?」
『なんで、お前が今更、ソウと一緒にいるんだ?』
「今更って言われても、ソウくんは今は私のチ-ムの一員だもん。」
『ハァ?』
呆れたような声を出す兄。
『唯、お前まだソウにちょっかい出そうとして、そんな計略を・・・。』
「計略とは失礼ね。私は正当な人事異動で、ソウくんを部下にしただけだから。」
『そんな見え透いたこと言うな。お前、あの時、ソウを散々に苦しめておいて、まだそんな下心で、ソウと桜井を振り回そうって言うのか?』
「振り回そうとなんかしてない。私は正々堂々、ソウくんを桜井さんから取り戻すつもりでいるから。」
『バカなことを言ってるな!ソウはもう桜井と未来に向けて、歩き出しているんだ。その邪魔をする権利は、お前にはないんだ。だから、もうこれ以上、ソウに迷惑をかけるのはよせ。』
「お兄ちゃんに何がわかるのよ!」
ついに私も声を荒げてしまう。