Thirty’s
ふぅ・・・ため息がひとつ。
「また、ため息ついてますよ。大丈夫ですか?」
隣の茉莉が心配そうに声を掛けて来る。
「そんなにため息多い?私。」
「ええ、お休み明けから。」
そっか・・・まぁ正直、自覚はあったんだけど。
「そのお休みも急だったし、何かあったんですか?」
何かあったかと言われれば、大ありなんだけど・・・でも、職場で話す内容じゃない。
「別に何もないよ、心配掛けてごめん。」
笑顔を作って、茉莉に言うと
(とにかく、今は仕事中なんだから切り替えないと。)
自分に言い聞かせて、パソコンに向かう。でもこんな時に限って、仕事が比較的暇なので、ついつい雑念が浮かんで来て、なかなか集中出来ない。
「加奈さん。」
昼休みの食堂。目の前に座る茉莉が呼び掛けて来る。彼女からの名前呼びは、今はプライベ-トモードです、というサイン。
「秘書官絡みですか?加奈さんのお悩み。」
声を潜めて、でも興味津々という表情を隠さずに聞いて来る。
「だから、なんでもないって言ってるじゃない。」
「隠そうとしたって駄目ですよ。加奈さん、わかりやすいし、それに最近はもう完全にロックオンされちゃってますよね。」
周囲には、なるべく悟られないように意識してたんだけど、あれだけ頻繁に電話が掛かって来てたら、さすがに最も身近にいる茉莉には隠しようがないということか・・・。
「茉莉。」
「はい。」
「茉莉は付き合ったり、結婚を意識している相手が自分と釣り合ってるとか釣り合ってないとか考える?」
でも私は、茉莉からの質問には答えず、逆にそんなことを聞き返していた。
「また、ため息ついてますよ。大丈夫ですか?」
隣の茉莉が心配そうに声を掛けて来る。
「そんなにため息多い?私。」
「ええ、お休み明けから。」
そっか・・・まぁ正直、自覚はあったんだけど。
「そのお休みも急だったし、何かあったんですか?」
何かあったかと言われれば、大ありなんだけど・・・でも、職場で話す内容じゃない。
「別に何もないよ、心配掛けてごめん。」
笑顔を作って、茉莉に言うと
(とにかく、今は仕事中なんだから切り替えないと。)
自分に言い聞かせて、パソコンに向かう。でもこんな時に限って、仕事が比較的暇なので、ついつい雑念が浮かんで来て、なかなか集中出来ない。
「加奈さん。」
昼休みの食堂。目の前に座る茉莉が呼び掛けて来る。彼女からの名前呼びは、今はプライベ-トモードです、というサイン。
「秘書官絡みですか?加奈さんのお悩み。」
声を潜めて、でも興味津々という表情を隠さずに聞いて来る。
「だから、なんでもないって言ってるじゃない。」
「隠そうとしたって駄目ですよ。加奈さん、わかりやすいし、それに最近はもう完全にロックオンされちゃってますよね。」
周囲には、なるべく悟られないように意識してたんだけど、あれだけ頻繁に電話が掛かって来てたら、さすがに最も身近にいる茉莉には隠しようがないということか・・・。
「茉莉。」
「はい。」
「茉莉は付き合ったり、結婚を意識している相手が自分と釣り合ってるとか釣り合ってないとか考える?」
でも私は、茉莉からの質問には答えず、逆にそんなことを聞き返していた。