Thirty’s
私が向かったのは、明日、式を挙げるホテル。と言っても打ち合わせとかじゃなくて、そこのラウンジで、大切な親友ふたりと待ち合わせをしているからだ。
中に入ると、高校の頃から全く変わらないふんわり笑顔で、悠が私に手を振って来る。
「ごめん、待った?」
「大丈夫、私が早く着き過ぎただけだから。」
「お子さんたちは?」
「旦那と一緒に実家に行った。」
「そうなんだ。先輩大丈夫なの?ご実家、というかお父さんとは?」
「一緒に仕事始めて、そろそろ一年だからね。さすがにだいぶ雪解けしてるよ。」
「そっか、ならいいけど。」
なんて会話を交わしていると
「どうも、お待たせ。」
という声と共に、塚原くんに付き添われた由夏が登場。
「だいぶ、お腹ふっくらして来たね、由夏。」
「お陰様で。」
「でも、この妊婦さんが結構ガサツで、見ててヒヤヒヤするんだよ。ここに来るまでも、なんかドタドタ歩いてるし。」
「違うよ、聡志が神経質過ぎるだけ。」
なんて、やり合ってるのを見て、思わず悠と顔を見合わせて、笑ってしまったが、お察しの通り、結婚以来、なかなか子宝に恵まれなかったふたりに、ついに福音が届き、現在由夏は妊娠五ヵ月。
『加奈の式が、安定期に入ってからになるから、よかったよ。』
招待状を送った時に、こんなことを言っていた由夏だが、今日の集まりをここにしたのも、彼女たちが明日に備えて前泊しているからだ。
中に入ると、高校の頃から全く変わらないふんわり笑顔で、悠が私に手を振って来る。
「ごめん、待った?」
「大丈夫、私が早く着き過ぎただけだから。」
「お子さんたちは?」
「旦那と一緒に実家に行った。」
「そうなんだ。先輩大丈夫なの?ご実家、というかお父さんとは?」
「一緒に仕事始めて、そろそろ一年だからね。さすがにだいぶ雪解けしてるよ。」
「そっか、ならいいけど。」
なんて会話を交わしていると
「どうも、お待たせ。」
という声と共に、塚原くんに付き添われた由夏が登場。
「だいぶ、お腹ふっくらして来たね、由夏。」
「お陰様で。」
「でも、この妊婦さんが結構ガサツで、見ててヒヤヒヤするんだよ。ここに来るまでも、なんかドタドタ歩いてるし。」
「違うよ、聡志が神経質過ぎるだけ。」
なんて、やり合ってるのを見て、思わず悠と顔を見合わせて、笑ってしまったが、お察しの通り、結婚以来、なかなか子宝に恵まれなかったふたりに、ついに福音が届き、現在由夏は妊娠五ヵ月。
『加奈の式が、安定期に入ってからになるから、よかったよ。』
招待状を送った時に、こんなことを言っていた由夏だが、今日の集まりをここにしたのも、彼女たちが明日に備えて前泊しているからだ。