明日、先輩の彼女
「無理」


返ってきた返事は思っていた通りで、ショックといえばショックだったけど不思議と諦めようとは思わなかった。

こんなに好きになれる人は、人生で初めて出会ったんだ。





「はい、先輩これ今日のクリスマスパーティーの招待状!なんと、私の手作りです!」

「いらねぇ」


先輩は私が一限と二限を使って書いた大傑作の招待状を一瞥すると、ぺいっと返してきた。


「なんで!」

「しつこいな。おまえこそなんでそんなに俺に来て欲しいんだよ?」

「そんなの、先輩のことがす…」

「成瀬先輩。ちょっといいですか…?」


私の告白を遮って、可愛い声が後ろから聞こえてきた。


「…誰だおまえ」
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