明日、先輩の彼女
「知るか。どうでもいい」

「えそんな、彼女なんですし…」

「別に彼女じゃねぇよ。付き合ってないし」

「…は?ええー!?」


今日一の大声を出してしまい、先輩が「うるさ…」と顔をしかめている。


「なんで…!?だって、付き合ってやるって言って…」

「別の付き合うだよ。あいつの本当の好きな人は翔琉で、今日のクリスマスパーティーも俺が行けば来てくれるから、付き合ってってお願いしてきたんだよ。仲良くなるのにもってこいのイベントだからって」

「え、ええ…。あ、でも!先輩ってあけみんのことが恋愛として好き…なんですよね?」

「はあ?好きなわけねぇだろ。血が繋がってないのに無駄に姉貴面してきてうざいって最初は思ってたけど、まあ今は弟として抜けてるとこのあるあいつを気にかけてはいるけど、好きだなんて思ったことは一度もねぇよ」

「ええ!?」


なんだそれ。じゃあ全部、私が一人で空回っていたの…?


「おまえこそ散々毎日俺のこと好きって言ってるけど、本気で好きなのかよ」

「ふぇ…?」


先輩に両頬を片手でがしっと掴まれる。
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