明日、先輩の彼女
「高三の受験対策とかで忙しいだけだよ。そのうち落ち着くさ。お母さんにもそう言っといて」
本当は誰よりも先輩が心配しているのだと私にはわかってしまう。
先輩が優しくする人はこの世でただ一人、義姉弟である“成瀬明美”にだけだから。
*
「ねえ先生、一目惚れしちゃったからさ俺と禁断な恋しちゃおうよー」
「バカなこと言ってないで、早く教室戻りなさい。もうすぐホームルーム始まるでしょ」
「じゃあ連絡先でも!ね!お願い!」
しつこいナンパ男(上履きの色からして同じ一年生だろう)が綺麗な先生をナンパしている現場に出くわしてしまう。
てか今日入学したばっかりなのに、いきなり先生を口説こうとしてるなんてこの人すごいな。
「あのーそこ通りたいんですけど…」
廊下の真ん中でまだしつこくナンパ男がスマホを片手に先生に詰め寄っているところに、恐る恐る声をかける。
「…あ?あっちから通ればいいだろ」
「それに先生との恋って確かに燃えるのはわかるけど、まだ出会ったばっかりだし最初はグイグイ行くよりも謙虚に想いを大きくしてからの方がいいと思いましてね…」
本当は誰よりも先輩が心配しているのだと私にはわかってしまう。
先輩が優しくする人はこの世でただ一人、義姉弟である“成瀬明美”にだけだから。
*
「ねえ先生、一目惚れしちゃったからさ俺と禁断な恋しちゃおうよー」
「バカなこと言ってないで、早く教室戻りなさい。もうすぐホームルーム始まるでしょ」
「じゃあ連絡先でも!ね!お願い!」
しつこいナンパ男(上履きの色からして同じ一年生だろう)が綺麗な先生をナンパしている現場に出くわしてしまう。
てか今日入学したばっかりなのに、いきなり先生を口説こうとしてるなんてこの人すごいな。
「あのーそこ通りたいんですけど…」
廊下の真ん中でまだしつこくナンパ男がスマホを片手に先生に詰め寄っているところに、恐る恐る声をかける。
「…あ?あっちから通ればいいだろ」
「それに先生との恋って確かに燃えるのはわかるけど、まだ出会ったばっかりだし最初はグイグイ行くよりも謙虚に想いを大きくしてからの方がいいと思いましてね…」