【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜
ふたりきりのお茶会
「ルフィナ、今日は昼から庭で一緒にお茶を飲まないか」
ある日、朝食の席でカミルがそんなことを言うので、ルフィナは思わず顔を上げて目を瞬いた。
「お茶、ですか」
「あぁ。この前のチョコレート、ルフィナが気に入っていたようだから別のものを取り寄せたんだ。せっかくだし、庭でのんびりするのもいいかなと思って」
にこにこと笑顔のカミルに誘われて、ルフィナも笑ってうなずく。昨晩も彼は遅くまで仕事をしていたようだが、一緒に過ごす時間を持てることは嬉しい。
「いいなぁ! ねぇお兄様、お義姉様、あたしもご一緒してもいいかしら?」
向かいに座ったアイーシャが、目を輝かせて身を乗り出す。可愛い義妹も一緒のお茶会に、喜んで同意しようとしたルフィナだったが、口を開く前にカミルが大きく首を横に振った。
「アイーシャは、だめだ」
「えぇっ、どうして?」
頬をふくらませるアイーシャに、カミルは苦笑しつつ隣に座るルフィナの手を握った。
「久しぶりにゆっくりルフィナと過ごす時間なんだ。邪魔しないで欲しい」
すぐそばでカミルの言葉が甘く響く。握られた手も、優しくてあたたかい。真っ赤になったルフィナと同様に、アイーシャも頬を染めて微笑んだ。
「そうよね、新婚夫婦の甘いお茶の時間を邪魔するなんてだめね。どうぞ二人で楽しんでらして。お兄様、人払いは念入りにね」
くすくすと揶揄うような妹の言葉に、カミルは小さく笑って応える。
ある日、朝食の席でカミルがそんなことを言うので、ルフィナは思わず顔を上げて目を瞬いた。
「お茶、ですか」
「あぁ。この前のチョコレート、ルフィナが気に入っていたようだから別のものを取り寄せたんだ。せっかくだし、庭でのんびりするのもいいかなと思って」
にこにこと笑顔のカミルに誘われて、ルフィナも笑ってうなずく。昨晩も彼は遅くまで仕事をしていたようだが、一緒に過ごす時間を持てることは嬉しい。
「いいなぁ! ねぇお兄様、お義姉様、あたしもご一緒してもいいかしら?」
向かいに座ったアイーシャが、目を輝かせて身を乗り出す。可愛い義妹も一緒のお茶会に、喜んで同意しようとしたルフィナだったが、口を開く前にカミルが大きく首を横に振った。
「アイーシャは、だめだ」
「えぇっ、どうして?」
頬をふくらませるアイーシャに、カミルは苦笑しつつ隣に座るルフィナの手を握った。
「久しぶりにゆっくりルフィナと過ごす時間なんだ。邪魔しないで欲しい」
すぐそばでカミルの言葉が甘く響く。握られた手も、優しくてあたたかい。真っ赤になったルフィナと同様に、アイーシャも頬を染めて微笑んだ。
「そうよね、新婚夫婦の甘いお茶の時間を邪魔するなんてだめね。どうぞ二人で楽しんでらして。お兄様、人払いは念入りにね」
くすくすと揶揄うような妹の言葉に、カミルは小さく笑って応える。