セ、、スフレンド
「最初はそりゃあ彼女が本命で...でも彼女には本命が居て、、2番目でもよかったんだ。それから颯希と出逢って一緒に過ごすうちに段々颯希のこと...」

「で、彼女とのケリつけずに颯希先輩に手出しちゃったんだ」


杏の一言に煌河は頷く。


「最低だよ煌河先輩」

「ごめん」

「いや、あたしも求められてこたえてしまったからあたしも悪いよ。それで勝手にあたしがすきになったんやから。忘れようとしてるところに杏に " すき " って言われて、杏とおる時は煌河のこと忘れられて、ほんまにちゃんと徐々に杏をすきになっていっとってん」

「だけど、この前の例の事件だよね」


あたしは頷く。


「颯希先輩はどうしたいの?」

「煌河のことすきやったけど、辛かった時ずっと一生におってくれたのは杏」

「そんな妥協で一緒に居られても俺は嬉しくないよ。颯希先輩が幸せなら俺はそれでいいよ」


杏は悲しそうに笑った。


「待って、ちょっと時間ちょうだい」


こうして話し合いは終わった。
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