凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そして車で大暴れしていると、隣りに車を止めていたおじさんに見られた。

いけね。

私はスンと表情を戻し、何事も無かったように車を発進させた。

もう目なんかギャンギャンだけどね。

一生忘れないわ。

ほんっとに、私前世で相当徳を積んだんじゃないの?

このくらい、伊吹も幸せを感じてくれてるんだろうか。

いや、どう考えても私もらいすぎだと思う。
ぜんっぜん伊吹に返せてないと思う。

伊吹は何したら喜ぶんだありゃ。

プレゼントか?

いやあの年俸で買えないものなんてないしな。

だいたいもう一生働かなくたっていいぐらいの額をあの人は稼いでる。

きっと私には知りもしない重圧に耐えながら生きてるんだろうな。
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