凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「フットワーク軽いな」

「一人だとさ何でも出来るじゃん。ホテルだってわりと急でもなんとかなるしね。そんないろいろ計画立てて行ったりとかじゃなくて、ただフラーっと近くの観光地巡ってみたりするだけでも楽しい」

「ははは。なんかわかる。計画立てて行くのもいいけどブラリ旅もいいよな」

「うん。でもヨーロッパがね結構好き。あの地中海とかの雰囲気凄い落ち着く」

「そっか」

伊吹はなんだか凄く甘い顔で私を見つめそう言った。

「あのさ、実は俺…」

その時インターホンが鳴る。

「ん?」

伊吹は立ち上がりモニターを確認する。

「げ!」

「げ? どうしたの?」

「うちの両親来た…」

「ええ!? ど、どうする!?」

「紹介したいんだけど、いい?」

「え!? いいの!?」

「え? ダメ?」

なんて言ってればまた追加のベルが鳴る。
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