凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
その見た目と中身の色んなギャップが俺をハマらせる。

「可愛い」

んでやっぱり俺はこう言ってしまう。

可愛さがね、もうドワーっと溢れ出ちゃってんのよ。

料理なんかさせたらそりゃ驚くほど手際も良くて美味い。

しかもちゃんとレシピとか栄養学の本とかまで読んで勉強してくれて。

んで海外にも、仕事を辞めてついてきてくれるだなんて。

俺は幸せ者だ。

「琴。ありがとな」

「え? 急になに?」

なんて言ってクスクス笑ってる。

「なんでもない」

「へんなのー。伊吹、私観覧車乗ってみたい!」

「いいよ。行こうか」

そして観覧車がある場所へと移動し乗り込んだ。

「綺麗ー」

世界最大級の観覧車と言われるだけあってデカい。
165メートルの高さは、およそ42階建てに匹敵する。
ガラス張りのゴンドラからは、乗車しながら360度シンガポールの美しい景色を一望できるようになっていた。
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