凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜


「俺は、琴しか見てないよ。琴だけ。誰に何を言われても琴が一番」

そう言って道のど真ん中で琴を抱きしめる。

人がいようと関係ない。

「ごめんなさい…。子供地味た真似して…」

やっと素直になった。

「いや、俺もやきもち妬いてんの嬉しくてついな。ごめんな」

「伊吹…もう、帰ろう?」

「そうだな」

ホテルに戻り、いまだにお風呂に一緒に入るのを恥ずかしがる琴と無理やり一緒に入り、俺もヤキモチを妬いてしまった事や、夫と言われて実は嬉しかった事などゆっくり話しながら眠りについた。

それに加えて、やっぱり今日会った二人が脳裏をよぎり早く結婚してちゃんと夫婦になりたいと、強く思った。
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