凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
私は、伊吹の奥さんにふさわしくないのかな…

そもそも普通に生きてたら気軽に話しかけられるような人じゃないんだよね。

私が伊吹に惹かれるのはわかるけど、伊吹のような人が私なんかに…

私はどんどん落ち込んでいく。

はぁ。

ため息ばかりだ。

こんなんじゃいつか愛想尽かされる。

せっかく伊吹がわざわざ日本に帰ってきたというのに。

本当、何やってんだろ私…

すると携帯が鳴る。

"飲み行く人ー"

環からグループにメッセージが入った。

"もちろん行きまーす"

秒で莉央羅が返事をする。

"琴は?"

私は…

"行けるよ"

そう返した。
うん。
ここは一旦落ち着こう。

美味しいお酒でも飲んでリフレッシュしよ。

まぁ飛行機で散々ワインいただきましたけど。

そして、時間になり待ち合わせのバルに向かう。

「よっ!」

後ろからポンと肩を叩かれ振り返れば環だ。

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