凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「とりあえず移動しよ」

「slow行きたーい」

二人はそそくさと荷物をまとめ始める。

slowは、ホテルにある会員制のBAR。
ここは前に紹介してもらってから良く行くっちゃ行くBARだ。

私はとりあえず二人に着いていく。

「私やっちまったかも。どうしよう…捨てられたら」

こんなわがままばっかり言ってたら本当に…

いまだに伊吹から連絡もないし。

この状況は私が読んでいた漫画にもない。

「大丈夫だよ! 信じよ?」

そう言って私を挟んで環と莉央羅は肩を組む。

すれ違う人が私たちを見てるけどまぁいい。
いつも見られる。

そうだよね。
あんな言い逃げみたいなのは良くなかった。
ちゃんと話し合わないと。

ホテルに着いて私は二人に先に行っててもらいお手洗いを済ませてからslowに入った。




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