凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「美人! 佐久間選手のフィアンセなんでしょ? 私、美空っていいます。丈慈のいとこで、あれ、一番左の彼が夫。んでその隣が兄よ」

ええ!?

「こんばんは。本当美人! お似合い過ぎる! 私も丈慈のいとこで維織っていいます。ちなみに一番右のあれが兄。あ、なんか誤解されてる感じ?」

ぬぁーーーー!!
なんだか猛烈に恥ずかしい。

「琴さんは何も心配しなくていいよ。早く行ってあげな」

丈慈さんはそう言ってクスッと笑う。

「でも…」

「伊吹はずいぶんと寂しがりやで、人一倍結婚願望が強いみたいだ。あ、これは俺の独り言な」

そう言ってウィンクをされる。

鼻血でそっ…
私はまた白目を向いてしまう。

「丈慈! 佐久間選手のフィアンセで遊ぶなっての! 天音に言うよ!」

「くくくっ。それじゃ、またね」

そう言って三人はカウンターへ戻って行った。

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