凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
自分からあんな事言ったのに、伊吹から何を言われるのか怖くて仕方ない。

slowで会った伊吹はいまいち何を考えてるのかわからなかった。

本当だったらずっとここにいたはずだったのに…

部屋の前のドアまで来てもなかな中に入れない。

別れ話とかだったら…
嫌だ…

うっ…

どうしよう…

泣きたいわけじゃないのに…

私のバカ!
泣きやめ!
止まれ!

止まってよ!

目をメイクも気にせず何度も何度もこする。

こんな面倒な女、自分が一番嫌い!

するとガチャっとドアが開いて伊吹が顔を出した。

伊吹はドアの前で号泣している私を見て、一瞬驚いた顔をする。

「琴…」

そして直ぐに私の手を取り部屋の中へと入れた。
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