凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
連絡取れないじゃん!!

ここからだと伊吹に直接なんて話しかけられる距離じゃないし。

ま、待ち伏せか!?

そんな事を思っていれば、最終結果発表となり表彰式が始まった。

一位はもちろん伊吹のチーム。

皆んなでシャンパンを掛け合い無邪気に喜ぶその顔を見て、私まで嬉しくなった。

良かったね。
お疲れ様。

そして伊吹はまた、胸元に手を当てる。

そうだよ。
心は一緒だよ。

もう泣いちゃう。

すぐそこにいる伊吹に飛びつきたい。

ここで見てたんだよって。
ここで応援してたよって。

私はその後当てずっぽで外で待ち伏せしてみるもさーっぱり。

あれ?

あれれ?

なんかもう…
誰もいなくない?

ええ!?

いつの間に帰ったの!?

だいたいこの辺から出てこないっけ!?

どうやら当てが外れたようだ。

これはいよいよマズい。
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