凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
バカモンめ。
「え? 変更できない?」
『はい。あいにく埋まってしまっていて』
「全部ですか!? ファーストも!?」
この際いくらかかっても良い。
『ええ。ご期待に応えられず申し訳ございません』
そんなぁ!
本当にぃ!?
私は電話を切って、そのままベッドにうつ伏せになって、シーツと一体化する。
マジでバカ。
本当泣く。
「伊吹ぃー。私はここだよー。アブダビにいるよー」
なんて言ってみるも、虚しく消えていく私の声。
早く会いたくて来たのに…
そのままベッドにうつ伏せになったまま私は枕を濡らした。