凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
最悪だ。

「俺の事知ってんじゃん」

「いや、それは…。だ、誰でも知ってますよ! 今日ニュースでも出てましたし。あ、一位おめでとうございます」

「………どうも」

何なのその間は。

そして私は今日彼がCAをクソブスと言っていた事を思い出した。

絶対私の事も内心思ってるよこれ。

最悪の再会だ。

ストーカーだと思われちゃってるし。

「あ、あの…私本当にストーカーじゃ…」

「俺、女に興味ないから。ストーカーしないでくれる? まじで迷惑」

完全に私は彼の中でストーカーになってしまっているらしい。

そう言って立ち去ろうとする。

なんかあったまきた。

「ちょっと。待ちなさいよ」

彼はそんな私を冷たく見下ろす。
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