凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そして俺はホテルに電話する。

安否確認だ。

だが夫でもない俺にはプライバシーの観点から教えられないという。

本当にさぁ。
婚約者ってなんなの。
まじでこの距離感、近いようで遠い。

そしてなんとか無事である事だけを祈りホテルへ向かう。

部屋の番号教えてくれるか?

ここは仕方ない。

俺は受付で一人の女性スタッフを捕まえる。

ここぞとばかりに格好つけて。
俺は世界のF1レーサー佐久間伊吹だと。
アブダビで優勝したぜと。
んでこっそり多額のチップも渡した。

そしてなんとか部屋番号を教えてもらう事が出来た。
どうやら明日まで宿泊予定らしい。

「ありがとう。恩にきるよ」

ウィンクまで付けてやる。

内心ゲ◯吐きそうになりながら。
マジでキモイ自分。

琴は果たして部屋にいるのか!?

呑気にラクダにでも乗ってんじゃねぇだろうな。

フェ◯ーリのアトラクションとかさ。
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