凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
ピンポン。ピンポン。

応答なし。

まじで?

ピンポン。ピンポン。ピンポン。

するとガチャっと少しだけドアが開いて、琴がヌッと顔を見せた。

なんかジ◯リのカオ◯シみてぇ。

そして俺を見て驚いた顔をする。

「え…」

生きてたわ。
もうその瞬間、俺は色んなことがどうでもよくなった。

「琴。迎えにきたよ」

その瞬間琴の目からブァーっと滝のように涙が溢れ出した。

「いぶっ…いぶっ…うっ…会いたかったぁー」

あー可愛い。

二ヶ月ぶりの琴は、瞼を見事に腫らしていた。

「琴。中に入れてくれる?」

コクっと頷くと、一度ドアが閉まりチェーンを外されまた開いた。

俺は一気にドアを開けて中に入って琴を引き寄せ力一杯抱き締めた。

「良かった…部屋にいてくれて」

「伊吹ぃー」

ギューっと琴がしがみつく。
ああ、これ現地の人たちが着てるやつか。
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