凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「この辺りで一旦止まろうか。海も綺麗だし」

「うん!」

そして車から下りて、大した距離も走ってないけどグイーっと背中を伸ばして両手を広げて大きく息を吸う。

「気持ちいいね!」

車を挟んで伊吹を見ればなんとカメラを向けられていた。

「ちょっと! 不意打ちはダメだってば!」

携帯を見てそれは楽しそうに笑う伊吹。

「ははは! 大丈夫大丈夫。可愛い可愛い」

そう言いながらめちゃくちゃ爆笑している。

「ちょっと見せて!」

そして伊吹の所まで行って携帯を見せて貰えば、見事にブレブレで瞬きも途中の半分白目みたいな酷い代物だった。

伊吹は腹を抱えて笑っている。

「ちょ! 最悪なんだけど! 逆に凄いんだけど! なんでこの瞬間でシャッター押した!?」

「はー。腹いてー」
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