凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
約束通り、夜は私がご飯を作って一緒にお風呂に入って、同じベッドに入った。

伊吹の腕枕ですっぽりと抱きしめられる。

「最高、まじで。めっちゃ幸せ」

私の頭の上でしみじみと伊吹が呟く。
それは私だよ。
こんな素敵な人と結婚して、夢みたいな暮らしが出来るだなんて。

私はギューっと伊吹の胸元に顔をうずめて抱きつく。

なんだか今だに信じられない。
夢なんじゃないの? って。

伊吹は何も言わずにポンポンと背中を優しく叩く。

幸せ過ぎて泣きそう。

「伊吹…好き」

やっと声に出したのは結局それ。
私はゆっくり顔を上げ伊吹を見ると、伊吹も私を見下ろしていた。

そしてゴロンと体勢が変わって私は仰向けで伊吹は横向きになって私を見下ろす。
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