凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
せっかくスッキリしにジムへ行ったのに余計にイライラするわ。

どうせ明日も休みだ。

お酒飲も。

ワインにしよ。
赤だな。

そうして一人で飲みながら気づけば2本もワインを開けてしまっていた。

寝よ…

「琴。おいで」

「かわいいな…。ほらもっと動いて」

「伊吹っ…あっ…」

「クッ…イッていい?」

「あっ…んっ…だめっ…もっと…」

ガバっと起き上がる。

夢!?
さいっあく!

なんて夢を…

キモ過ぎ自分!

これじゃまるで欲求不満の塊じゃないか!

忘れろ忘れろ!

そして私はまた寝る。
どうか別な夢で上書きされますように。

ぬぁ!
ドキドキして寝れん!

よりによってなんであの男が出て来るわけ!?

しかも何?
私した事ないのに!

あんな…
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