凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
この人に白石さんとか呼ばれるの変な感じする。

「あ、すんません。俺酒入ると余計に喋るんすよ」

佐久間君は笑いながらお寿司を食べ出した。

「全然、気にしないで。楽しいよ」

その後も結局佐久間君のお喋りを佐久間伊吹と聞きながらお寿司を平らげた。

「ごちそうさまでした。すみません、私までご馳走してもらっちゃって」

私は一応、礼を言う。
会計の時財布を出したら、バッグに無言で押し込まれてしまった。

「いや、いいよ。あいつお喋りでごめんな。ちゃんと食べれた?」

「そりゃもう! お腹いっぱい」

「そうか」

佐久間君がお手洗いに行ってる間そんな会話をする。

すぐに佐久間君も戻ってきて車に乗る。

佐久間伊吹は後部座席のドアを開けるとまた私を持ち上げ乗せてくれた。

「すみません。重ね重ね…」

「ん」

なんて事ないみたいな返事。
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