凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そう言えば白の三人組は何やら文句を言いながら出て行った。

「何今の」

「ナンパ」

「何か泣きそうになってたよ」

と琴に言われる。

「連れいるから消えろって言って、あと香水くせぇから台無しだって言った」

琴の友達は目を大きく開ける。

「ずいぶん辛口なんですねー」

でもそうだろ。
マナーだろ普通に。

俺はニコっと目を細めまたコーヒーを飲む。

「えっと…りおなちゃんとこだまちゃんだっけ? 一緒に座る?」

「莉央羅と環!」

スパーンと頭を琴に叩かれた。
くくくくっ。

覚えれねぇんだよ。

「ちょっと! 叩く事ないでしょ!? 大丈夫ですか? 私たちはこれで失礼しますから。それじゃ、お邪魔しましたー」

そう言って二人は出て行った。
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