あたしの好きな人は先生?!
「あたし、響夜と別れたの。」

あたしの突然の言葉に茉利子は驚いて振り向く。

「なんで?!記憶戻ったの?!」

「違うの。記憶が戻った訳じゃないけど…。響夜に触れられると何か違うって感じるの。そんな気持ちのまま響夜と付き合えなかったの。」

茉利子はほんとに驚いてあたしを見つめる。

「そっか…。優香、強くなったね。前向いていけるようになったね!!」

茉利子の目には涙がうっすら浮かんでいた。

「でも、まだ何も思い出せないの。」












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