あたしの好きな人は先生?!
あたしが考え込んでいると、ドアが開いて、戸波先生が入って来る。

あたしの方を見て、ふっと優しく微笑んで目を逸らした。

「………?!」

なぜかすっごく安心できて心がキュウッってなった。

「教科書86ページ開けー。因数分解の応用からやるぞ。」

先生の声が聞こえるだけで心臓がうるさい。

あたしは机に突っ伏してその時間をやり過ごすことにした。








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