あたしの好きな人は先生?!
すると、トンッという音と、あたしの頭に軽い痛みがあった。

「いたッ!」

顔を上げるとそこには先生がいて、持っていた出席簿があたしの頭の上にあった。

「田山ー。お前俺の授業で寝るなんて、100万年早いぞ。」

先生の顔が思ったより近くにあって、あたしの顔が赤くなるのがわかった。

「せんせ…。100万年あたしが生きてたら、化け物だよ…?」

照れ隠しに、言ってみたけれど、先生は真剣な顔をしていた。

「お前なー。そういうことじゃなくて、一応受験生だろ??今の時期って結構大切なんだ。」

「……すいません…。」

まだ顔が近いから、あたしの顔は真っ赤なままだった。

「分かれば良いよ。ってかお前顔赤いぞ?体調悪いのか…?」

あたしはブンブンと、首をふる。

すると、いきなり先生の手があたしの顔に伸びてくる。

「?!」

思わず、ギュッと目をつぶると、先生の手はあたしのおでこに触れた。

「お前、熱あるだろ?!保健室行くぞ!!」

先生はあたしの手を握って、あたしを教室から連れ出した。










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