学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!
そして、雫の家まで他愛もない話をしながら歩く。

「今日は本当にありがとうね。すごく楽しかった!」

「ほんと?それなら良かったよ」

「次は私の家にも遊びに来てね?」

「行きたいけど、緊張するな…」

「なんで?」

「将来長い付き合いになるかもしれないだろ?」

「…もう、千歳くん!」

あー、ほんとこのまま時間が止まればいいのに。

雫の家にたどり着き、名残惜しさに雫に抱きついていると。

「コラー!俺の雫から離れろ!」

聞き捨てならない声に視線を向けると、1人の男が立っていた。
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