学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!
大学生くらいに見える男で、すごく顔も整っている。

「誰だ?」

「お兄ちゃん!?」

「え、お兄、さん?」

「こんな遅くまでどこに行っているのかと思ったら!男の家か!」

「なんでお兄ちゃんがここにいるの?」

「GPS機能があるからな。そろそろ帰り着く頃だと思ったら、まさか男といるとは…」

平然とそう主張するお兄さんに、思わず固まってしまう。

GPSって、マジかよ。

「そんなのいつの間に!信じられない…」

ショックを受けた顔をして固まる雫。

可哀想になってきたので、俺もお兄さんに物申そうと口を開く。
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