花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー
「ふん。小さな恋の物語ってか?羨ましいねえ。」
環と一緒に琴葉と涼太の様子を遠目に見ていた看護師の長瀬広美が、ピンクのナース服の腰に手を当てながら言った。
「ほんとですね。」
そう微笑む環の隣の椅子に、広美はつかの間の休憩とばかりに座った。
「アタシなんかさー、付き合う男みんなダメ男よ。浮気にギャンブル・・・ああ、私もガキの頃に戻って純愛したいわ。」
蓮っ葉で遠慮がない話し方だが、環は広美が嫌いではない。
裏表がない広美と話していると、なんだか安らぐ。