花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー


「仕方ねーな。まあ、くれるっていうならもらってやるよ。案外綺麗に折れてるじゃねーか。お前、折り紙の才能、あるんじゃねーの?」

「そうかな?」

涼太の言葉を聞き、琴葉は再び笑顔を見せた。

「また、涼太に折り紙の花、あげてもいい?」

琴葉が遠慮がちに尋ねると、涼太は照れくさそうに「おう。」と答えた。

誰がみても琴葉が涼太を好きなのが一目瞭然だ。

周りは温かな目で、そんなふたりを見守っている。

環はその様子を、高校時代に病室で語らっていたであろう友恵と葉山に重ね合わせていた。

友恵も琴葉ちゃんみたいに、葉山さん・・・斎君を慕っていたんだろうな・・・。

自分の命が短いと知りながら、葉山に恋をしていた友恵の気持ちを思うと切なくて胸が痛んだ。


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