花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー
例えば・・・葉山は蜘蛛が苦手だ。
朝、洗面所から葉山の声ならぬ声が聞こえて来たので環が急いで駆けつけると、壁に小さな蜘蛛が張り付いていた。
「もしかして斎さん・・・蜘蛛が苦手?」
「苦手じゃないよ。でも好きでもない。」
そう言って葉山は洗面所から逃げるように出て行ってしまった。
「ふふっ。斎さん、カワイイ。」
その様子が可笑しくて、環は口元が緩んでしまった。