異世界恋愛でしか摂取出来ない栄養がある。
 私にしかブライアンは救えないの!

 不幸になるはずだった彼を幸せに出来るという満足だって、ここで得ることが出来るのだ。前世不幸だった私も幸せになります。ありがとうございます。

「それは、別に構いません! ブライアン殿下は私では不満ですか?」

「……そうとは言っていない。後になって話が違うと言われれば……ああ。了承しているなら良いんだが」

 ブライアンは目を一瞬泳がせて、口元に手を当てた。

 嫌がっていない? 嫌がってはいないよね? これは、私はありだという事ですか?

 言い掛けた言葉は、話が違うと言われれば辛いという事です……? 私、そんな事絶対言ったりしないんで心配しなくて、大丈夫ですよー!!!

 興奮して思わず鼻息荒くなってしまうところを、私は必死で我慢した。今は一人で部屋で、小説を読んでる訳ではないのよ!

 いけないいけない。ここは人前だから、自重しなくては……鼻息止めたら息が止まりそうになって、私は何度か深呼吸した。

「私はっ……ブライアン殿下とっ……結婚したいです! 辺境での暮らしも、まったく問題ありません。大丈夫です!」

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