私の青春(実話)

思い出したこと④

中学2年生 1学期


この時期、確か同じクラスの山田にすごい話しかけられてた。


山田は野球部だけど不登校になってた。


体育祭に向けて練習中…


「山田は走らないの?」


「足怪我してる」


「え!?そうなの!?大丈夫?」


「大丈夫」


山田はヘラヘラと笑ってる。


「よーし。足つらないように準備体操しよっ」


「…七瀬」


「ん?」


「ありがとな」


「え?私何かした?」


「俺が学校に行ってない時、皆が手紙を書いてくれたろ」


「うん!書いたよ!」


「皆…嘘みたいな言葉を並べててさ。…嫌だった」


「……」


「でも…七瀬の言葉は嘘がなくて嬉しかった」


「え?」


「七瀬がいるなら学校行こうって思った」


「山田が学校に来てくれて嬉しいよ!」


「本当に思ってるよな」


「うん!」
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