御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹 葉子と仁の物語
目を見開いて俺を見た彼女は、軽く頷き、小声で聞いた。
「仁、さっきの条件のことだけど。家族ってうちとそっちの二家族だよね……?」
「んなわけねぇーだろう。悪りぃな、こっちは大家族なんだよ」
弱々しい微笑みを浮かべ、また一口ハーブティーを飲む彼女を見てハッと気がつく。あまり顔色がよくない。それに少し震えているのか?
「おい、もう出るぞ。おまえ、体調が悪いんじゃねぇか? 送っていくから」
葉子ちゃんから聞き出した住所を車のナビに入力。エンジンをかけ、隣の彼女を見ると、少し眉間に皺を寄せて目を閉じている。発進する前に軽く助手席を倒し、静かに車を走らせた。
セキュリティー管理された中古マンションの3階の角に、葉子ちゃんの部屋があった。自力で歩くには無理があった彼女を支え、渡された鍵でドアを開ける。
体が熱い。熱が上がってきたな。
彼女を抱えて短い廊下を進むと、リビングがある。見るからに1LDKのようだ。
そのまま寝室へと急ぐ。着替えるように促したが、その気力もないらしい。スーツのジャケットだけを脱がせ、ベッドに横たわる彼女に布団をかける。額に手を当て、熱の有無を感じた。葉子ちゃんに薬箱の場所を聞いたが、どうやら持っていないようだ。
もうすでに10時半を過ぎているが、思い切って彼女の母、久美子さんに電話した。
「夜分遅くに申し訳ありません。九条仁ですが……」
「あら〜、仁くん。こんばんは。久しぶりね〜」
相変わらずハイテンションな久美子さんに、葉子ちゃんの体調と薬、体温計がないことを伝える。
「仁、さっきの条件のことだけど。家族ってうちとそっちの二家族だよね……?」
「んなわけねぇーだろう。悪りぃな、こっちは大家族なんだよ」
弱々しい微笑みを浮かべ、また一口ハーブティーを飲む彼女を見てハッと気がつく。あまり顔色がよくない。それに少し震えているのか?
「おい、もう出るぞ。おまえ、体調が悪いんじゃねぇか? 送っていくから」
葉子ちゃんから聞き出した住所を車のナビに入力。エンジンをかけ、隣の彼女を見ると、少し眉間に皺を寄せて目を閉じている。発進する前に軽く助手席を倒し、静かに車を走らせた。
セキュリティー管理された中古マンションの3階の角に、葉子ちゃんの部屋があった。自力で歩くには無理があった彼女を支え、渡された鍵でドアを開ける。
体が熱い。熱が上がってきたな。
彼女を抱えて短い廊下を進むと、リビングがある。見るからに1LDKのようだ。
そのまま寝室へと急ぐ。着替えるように促したが、その気力もないらしい。スーツのジャケットだけを脱がせ、ベッドに横たわる彼女に布団をかける。額に手を当て、熱の有無を感じた。葉子ちゃんに薬箱の場所を聞いたが、どうやら持っていないようだ。
もうすでに10時半を過ぎているが、思い切って彼女の母、久美子さんに電話した。
「夜分遅くに申し訳ありません。九条仁ですが……」
「あら〜、仁くん。こんばんは。久しぶりね〜」
相変わらずハイテンションな久美子さんに、葉子ちゃんの体調と薬、体温計がないことを伝える。