御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹   葉子と仁の物語
もう一度プロポーズを受け、頷いた私に彼が焦ったように聞いてきた。


「なぁ、キスしてもいいか?」


えーー、いちいち恥ずかしいから聞かないで!


下唇と上唇を交互に彼の唇で噛むように挟む軽めのキスから、いつしか舌を絡め合うディープなキスが続く。


「この先に進んでもいいか?」


こんな状況でも律儀に私の同意を確認する彼は、条件を守ってくれている証拠。


私の気持ちは?
進んでいいの、それともやめる?


「バカ、もうわかってんでしょう?」


恥ずかしいので、彼の胸に顔を埋めて答えた。


彼に抱き上げられた瞬間、ふわりと体が浮き上がるような感覚に包まれた。


初めて入る仁の寝室――少し緊張していたはずなのに、彼の優しいキスに導かれるまま、そっとシャツのボタンに指をかける。


彼の手が背中に回り、ワンピースのファスナーが音もなく下ろされていく。すべてを委ねるように、彼のぬくもりを感じながら、そっと目を閉じた。


ベッドに身を横たえ、彼の胸に手を置く。
以前、シャツ越しに触れた時とはまるで違う。あの時は戸惑いも怒りもあって、素直に感じられなかった。


でも今は、彼の鼓動がこんなにも優しく、力強く伝わってくる。


目が合うと、仁はそっと微笑んでくれた。
そのまなざしの奥に宿る静かな熱――危うさを秘めた魅力に、心が奪われていく。


まるで夢の中にいるみたい。
今夜、私はこの人に――すべてを預けるんだ。
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