御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹   葉子と仁の物語
翌日の夕方には、リストを返信することができた。仁からすぐさまメッセージがあり、私の体調のことを気にかけてくれた。そして、今度の土曜日にまた詳細を話し合うことになる。


いつまでも先延ばしにしたりはできない……よね?


この時、彼から私が行きたかったイタリアンの予約ができたが、今週の木曜日になってしまう。キャンセルが出たから。


どうしようか? あのイタリアン、一回行ってみたいんだよね。


ただ、ここ最近調子がイマイチ。5月病なのか? 疲れやすく、胃の調子もよくない。


でも行きたいなぁ。


それに仁ともきちんと話をしなければ。昨日あんな態度をとった私に対して、怒ることもなく、いつも通りに接してくれている。これが大人の余裕なのかも。


彼にスタンプと共に了解と感謝のメッセージを送り返した。




待ちに待った木曜日、今夜はディナーデート。今週はお互い都合が合わず、お茶も一緒にできなかった。それに今日はすこぶる調子がいい。現金なやつだな、私。


でも、そんな浮かれ気分は長く続かなかった。退社直前に仁から連絡があり、急な仕事で食事を含めたミーティングが入ってしまい、イタリアンの店を使いたいとのことだった。残念だけれど、仕事だからね。彼からは謝罪と埋め合わせを約束してくれた。


相変わらず仁も忙しいんだな。


持っていたバッグを机の引き出しにしまい戻し、もう少し仕事をすることにした。明日はクライアントとのミーティングで、外回りの1日になる。もう一度資料を確認して帰ろう。

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