ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「え、にゃに、にゃんにゃの」

 エリナは数歩、あとずさった。

 お耳と尻尾、いいないいな、にゃんにゃん可愛いなー、と迫り来るちびっ子エルフに、ウィリオ王子は「こら、客人に対してそのような振る舞いをしたら失礼だぞ」とお兄さんぶって注意する。

「おまえたち、エリナに自己紹介をしなさい。できるか?」

「わたしできるー」

「僕もできるもーん」

 妹ちびっ子が、スカートをちょんとつまんでお辞儀をした。

「初めまして。マーレン国第三王女の、アリアメルバフォーラリアでございましゅ」

 残念、最後に噛んでしまった。

 次に、弟ちびっ子が右手を胸に当ててお辞儀をした。

「僕はー、マーレン国第四王子にょ、王子の、ライリーデルタサンディークでぎょじゃいましゅ……す」

 緊張して激しく噛んでしまった。

 エリナも、今日は冒険者の姿でスカートをはいていないので、ちょこんと左脚を後ろに引いて頭を下げた。

「わたしはスカイヴェン国の青弓亭の料理人を務めております、子猫のエリナと申します。アリアメルバフォーラリア様、ライリーデルタサンディーク様、どうぞよろしくお願いいたします」

 エリナは噛まずに挨拶できた。

「しゅごい、大人みたいに言えた!」

「むむむ、なかなかやるな!」

 ちびっ子たちは、子猫を尊敬のまなざしで見つめた。
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