ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「エリナ、弟と妹が騒がしくしてしまってすまない」

「気にしないでいいにゃ。ここのブランコがとても素敵だから、急に乗りたくなってもそれは仕方がないと思うにゃよ」

 優しい子猫にそう言われて、ウィリオ王子は嬉しそうな顔をしながら「同じくらいの年頃なのに、こうも違うとはなあ」とため息をついた。

「ウィリオ殿下、エリナは別格の子猫だから比べるのは酷というものだ。殿下がこのくらいの年齢の時には、こんなにしっかりしていなかったのではないか?」

 ルディにそう言われたウィリオ王子は、昔を思い出して「……うむ、全然駄目だったな」と納得した。

「子猫ちゃん? お耳があるー」

「尻尾もあるー、長くてふわふわー」

 ふたりのエルフっ子は、瞳をキラキラさせながらエリナの耳と尻尾を見た。白い耳と尻尾の、サラサラの黒髪の子猫は、まるでお人形のように可愛らしくてたまらなかったのだ。

「可愛いね」

「可愛いな」

 にゃんにゃん、にゃんにゃんと言いながら、子どもたちがエリナに迫ってくる。
< 114 / 254 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop