ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 マシュマロと焼きリンゴのおやつに心を奪われたアリアとライリーは、子猫がただものではないことに気がついたようだ。
 これからまた美味しいものを生み出すに違いないと思い、期待を込めた瞳で兄のウィリオ王子を見上げた。

「お兄さま、エリナちゃんのごはんが食べたいです」

「兄上、食べたい、食べたい、でっしゅ、お願い!」

「おまえたちは……」

 ウィリオ王子は食いしん坊の妹と弟に頭を抱えた。

「ウィリオ、材料がたっぷりあるなら、わたしはかまわないにゃんよ? 一緒にごはん、する?」

「するー、するー」

「するー、やったー」

 アリアとライリーは大喜びだ。

「エリナ、なんか、すまないな」

「問題ないにゃんよ。それじゃあ、わたしひとりだと手が足りないから、みんなで力を合わせて作るにゃんよ。アリアちゃんとライリーくんも、お手伝いしてくれる?」

「もちろんよ。わたしは手先が器用だから、もう包丁も持てるの」

「なんでも言ってね、僕は火の番も得意なんだ」

 エルフのちびっ子たちは、はりきって言った。森と仲良しの森エルフは、幼い頃からサバイバル術を教育されているようだ。

「ふたりとも、すごいにゃんね」

「すごいのはエリナちゃんなのよー」

「そうだよ、すごい子猫だよ」

 子どもたちは顔を見合わせて笑った。
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