ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 今日は犬のマイクが夜勤明けでいないので、熊のアルデルン、虎のキーガス、黒豹のヴォラット、そしてとってもチャラいが貴族のご令嬢にはモテモテの狐のサファンが次々とやって来る。

「おはよう、素敵な猫のお嬢様方。朝日のように輝く魅力的な笑顔を見ることができて、今朝も俺の身体に活力が満ちて来るよ」

 アイドルかイケメン俳優かといった雰囲気のキラキラしたサファンは、少し芝居がかった仕草で猫たちを褒めた。
 ちなみに、上司であるルディのことはまったく無視である。

「おはようございます、サファンさん。それはよかったですね」

「おはよう、サファン。今朝は厚切りのアップルベーコンソテーだから、食べたらもっと活力が湧いて来るさ」

 エリナもミメットも、するするっと甘い言葉をスルーする。
 貴族の令息は社交界で活動するために幼い頃からマナーとご婦人の褒め称え方を学ぶのだから、サファンのこれは仕方がないのだと諦めている。

「あ、ついでにルディ隊長、おはようございます」

「おう」

 ルディもこの国の第一王子なので、レディ優先という社交界のルールはよく知っている。だが、ついで発言は見逃せないので、両手で拳骨を作って狐の頭をぐりぐりと挟み込み「ついでに、お、は、よ、う」と丁寧に挨拶を返した。
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