ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 さて、皆は手早く朝食の支度に取りかかる。
 スパゲティナポリタン作りから始まって料理に興味を持った黒豹のヴォラットが、ベーコンを焼くのを引き受けて、卵料理が好きな虎のキーガスが慣れた手つきで目玉焼きを焼く。

「姉さん、そのうちわたしたちは座って待っているだけでよくなりそうですよ」

「それは楽でいいねえ」

 エリナとミメット、そして警備隊員の手伝いで、テーブルの上には美味しそうな朝食が並んだ。
 熊のアルデルンは「美味しいコーヒーコースト領から取り寄せたんだ」と言って、器用な手つきで人数分のコーヒーを淹れてくれた。まだお口がお子さまな子猫の分には、たっぷりの温めたミルクと蜂蜜が入っている。

「よし、今日もこんなに美味そうな朝食を食べることができて、俺たちは幸せだな」

 尻尾を振る狼隊長が「ありがたき糧を」と食事の挨拶をすると、皆も「ありがたき糧を!」と声を揃えた。

 アップルベーコンのソテーと目玉焼き、キャベツとキュウリと玉ねぎとトマトをドレッシングであえたサラダ、そして焼きたてのパンにシナモンの風味をつけたりんごのバタージャムというのが本日のラインナップだ。

 芳醇な香りにスモークされたベーコンも、新鮮で滋味溢れる卵と野菜もとびきり美味しくて、その上気のおけない仲間たちとテーブルを囲んでいるのだ。
 これほど美味しい朝食はなかなかない。
< 18 / 254 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop